知の整理術/pha

 

「知の整理術(著者:pha)」を読みました。ライトなライフハック本です。

 

筆者は京都大学を卒業し会社勤めをしばらくした後に退職、その後はいわゆるフリーランスとして生活を送っている方みたいです。京都大学を卒業されていながら、人生において頑張ったことがないと言い切るのは中々才能がないと出来ない事だと思いますが、そういったことを可能にしたのも本著にある整理術を活かしたからなんでしょう。

 以下で、本書の大まかな構成を紹介します。

本著の主軸となるテーマは「勉強を楽しむやり方を身に着ける」ということ。

勉強を楽しむために必要なマインドとしては、

①「習慣の力」でやる

②「ゲーム感覚」でやる

③「楽しいことだけ」やる

の3点が挙げられている(本文ママ 本著5頁)。要するに受験勉強や会社から迫られて行う資格勉強のような必要に迫られた勉強ではなく、豊富な知識で豊かな人生を作るための勉強をしていこうというのが本著のモットーなのだと思います。

上記のマインドをより具体化した方法(知の整理術4大メソッド)が序章に記載されており、①デジタルとアナログ②書くと進む③情報よりメタ情報④制限は力の4つが挙げられています。

そしてその後に「(知識を)インプットする技術」「(知識を定着させるためのアウトプットの技術)」「(定着した知識を活かしたアイデアを具現化するための)モチベーションとスケジュールの技術」の解説に入ります。そして、最後に付録として読むだけで教養が身につくとされる漫画の紹介がなされています。

以上が、本書の構成になりますがその中で私がこれから活かしていこうと思ったライフハックを書き残していきます。

・知の整理術 4大メソッド

これは②書くと進むと③情報よりメタ情報の2点の印象が大きかった。個別に整理したいと思います。

②書くと進むについて

書くことが勉強上大事なのは次の2点です。

人間は言語を使える動物であり、対象・問題を言語化することにより問題解決を図ってきました。分かりやすく言えば、感情の分別が例に挙げられると思います。抱いている感情が怒りなのか悲しみなのか何なのか、それが分からなければ適切なケアはできません。言語化は問題解決上非常に重要なステップになっています。本著ではそれを「アナログで連続的な世界を言葉でデジタル化する」と表現しています。

2点目は、書くことにより忘れてしまっても後で読み返せる点です。私は本書の内容を自分の言葉に直しながら(そのままパクッてしまってる部分もありますが)、ブログを書いているため、後日内容を振り返ることができます。

以上が②書くと進むについてです。

③情報よりメタ情報について

情報を「無味乾燥な状態」(辞書やWiki等に掲載されている意味そのまま)で知っているよりも、周辺の情報(辞書なら例文)を知っていないと情報を自由に使いこなすことは難しいと本書では説明されています。何かを学びたいならそれに詳しい人と仲良くなったりそんな人をツイッター上でフォローしてみる等、無味乾燥ではなく色がついた情報として活用する人と接することで、自分でも使える情報になっていくのだと思います。

・インプットする技術

「知識をかきまぜる」ように読む、という手法が紹介されていました。これは何かと申しますと「正確すぎる記憶」ではなく「曖昧な記憶」として知識化するという手法です。具体的には、その情報について学べる本を読むのであれば違う著書のものを3冊読み、それぞれの著者毎にどういう観点を持っているのかということを第3者的に見ることが大事ということのようです。「この人がAと言っていたからこれについてはA」ではなく「Aという人もいたしBという人もいた。この件には色々な側面がある」という認識として留めおいた方が良いということですね。

・アウトプットする技術

「ブログを書くと頭がよくなる」という小見出しでアウトプットのためにブログを活用するという手法が紹介されています。あまりブログブログ言うとイケ〇ヤさんみたいなので控えますが、知識の整理にブログに書きなぐるというのは非常に感銘を受けました。自分は今まで読んで終了していた人間だったので、この本を機会にブログでも始めたというのが本音です。

・モチベーションとスケジュールの技術

特に感銘を受けた点はありませんでした。

・まとめ

私がブログを始めようと思った切欠になった本でもあり、まずはアウトプットを頑張ってチャレンジしてみようと思いました。こういった本のまとめを書くと疲れますね。もう何もタイピングしたくありません。それではさようなら。